ジョージアの銀行「定期預金」のリスクとリターン

日本では超低金利が続き、長期の定期預金を組んでもほとんど金利収入が見込めない状況になっています。

しかし世界を見てみると、今でも10%に迫る金利の国が数多くあります。

南コーカサス地方にある旧ソ連のジョージアも、そんな高金利の国のひとつです。

資産を効率よく運用したい方や、海外で資産運用をしてみたいと考えている方にとっては意外とハードルの低いジョージアの銀行の口座開設方法について解説します。

ジョージアは人口370万人の小国ながら、複数の銀行が乱立

年利2桁のジョージア

お金の集まりにくい発展途上国ということもあり、ジョージアの銀行であれば基本的にどの銀行でも定期預金に対して高い金利を設定しています。

ジョージアで大手銀行とされるのがバンクオブジョージアとTBC銀行と2行です。

どちらも同程度の預金金利ですが、バンクオブジョージアの方が外国人の対応に慣れています。

ジョージアの銀行の定期預金の金利は、1年定期で年利9%以上、2年定期で年利11%を超えます

ただし、これは現地通貨ラリ建て預金の場合で、ドル預金の場合には2%を下回ります。

リスク

ハイリターンが得られる一方、ジョージアの定期預金にはリターンに見合ったリスクがあるのも事実です。

現地通貨ラリは年間を通して変動が激しく、ドルに対して10%以上の変動があります。

また、旧ソ連の加盟国であるジョージアはロシアとの領土紛争を抱えており、カントリーリスクは常に高い状態のままです。

目次

日本から「郵送だけ」でジョージアの銀行口座を開設する方法

バンクオブジョージアの銀行口座は、日本から郵送だけで開設できます。

ただし、銀行に直接書類を送るのではなく、委託業者などに口座開設業務を依頼しなければなりません。

必要書類と手続き

パスポートと委任状を用意

・ パスポートのコピー

・ 委任状

法務局や外務省での手続きが必要であるため準備には時間と費用がかかりますが、手続きそのものは難しくありません。

書類郵送後は、ジョージア国内での手続きが完了するのを待つのみです。

口座開設後

無事に口座が開設されると日本の住所に、

・ 口座情報
・ 暗証番号の記載された書類
・ キャッシュカード
・ 専用デバイス

などが届けられます。

専用デバイスとは、キャッシュカードの読み取り装置で、このデバイスを使ってカードを有効化(アクティベート)させたり、暗証番号を変更できます。

口座開設によってインターネットバンキングが利用可能になり、定期預金への預け入れについてはインターネットから操作が行えますので、1度もジョージアを訪れることなく日本からの郵送手続きのみで定期預金に関する一連の流れが完結します。

口座開設前にリスクを把握する

ジョージアの銀行の定期預金は、1年で9%以上、2年で10%以上という高金利です。

ただし、旧ソ連の加盟国ということもあり、カントリーリスクが比較的高い国ですので、金利の高さだけに惹かれて定期預金を組むことには慎重になる必要があります。

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